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何事もないような日常

  • 執筆者の写真: MDF MDF音楽館
    MDF MDF音楽館
  • 5月12日
  • 読了時間: 3分

5/9 終演後、小雨に洗われて輝きを増した東京駅が見えてきた。

その週末の仕事帰りの人々の雑踏に紛れて、1番線のホームにたどりつく。

ドアが開けば、席になだれ込む人々。

少しして、無機質な車内アナウンス。

そんな週末のありふれ風景の中に、つい数十分前まで真梨子さんの世界に浸っていた自分がいる。もしかしたらその車両では、自分だけがコンサート帰りかもしれない。

いや、真梨子さんのコンサートに行ったことすらない人が乗っている。そんな仕事帰り。


80年代は、仕事帰りに新宿・東京厚生年金会館のコンサートに行ったものだ。

真梨子さんが、まだホールの裏手、市谷富久町に住んでいたころだ。

少し自分より上の年代の、P&C時代からの、いや東京労音や、民音を通じてチケットを手にしていた先輩たちが、通っていた。観客も若かった。

それから40年以上たてば、その当時からのファンは、すでに鬼籍に入っている方もおれば、なかなか通えなくなった高齢の方もいるだろう。

少なくとも、その中央線快速の車両には、いつもの日常風景を、客観的にみている自分がいた。


これでコンサートがなくなるということを言われる方が多いようだ。

いやしかし、全国ツアーがなくなるだけだと思う。

私が、本格的に名古屋、京都、大阪に行ったのも、2015年以降である。

もとより、自身の遠征といっても、横浜や横須賀、大宮であった。

むしろ千葉の森のホールが、2時間以上かかって、横須賀より遠かった。

ではなぜ遠征も入れ始めたかといえば、予兆があったからだ。

そして、2019年のラストのコンサート、スタッフ全員と写真に納まる真梨子さんの姿を見て、ついにか....と思ってはいた。だから、翌年3月の発表も在りそうなことと

とらえていたのであるが、この時の方が心理的damageは大きい。

でも、よく考えてほしい。

本来は、2020年の秋に全国ツアーが終わっていたのだ。

それが、あえて書けば幸運にも、真梨子さんの体力の休養期間にもなって、2025年にまで

延長されたということである。


だから、地方在住の方には申し訳ないが、ディナーショウも、おそらく次のステージも東京中心であろう。

個人的には、コンサートロスは、2023年の方が大きい。


そして、私自身は真梨子さんの周りをまわる衛星であっても、コンサート中心のファンではない。オーディオも、コレクションも、楽曲鑑賞もある。

そして、延べ30万件以上のアクセスのあるウェブサイトもある。

何より、スタッフの方が時折ウェブサイトやブログを見てくれていた。

特にコンサートで歌って欲しい曲のアンケート結果は、ヘンリーさんと真梨子さんにも

ご高覧頂き、スタッフの方より返信もいただいている。

さらに、2015年のコンサート後のバックステージ訪問での、真梨子さんとの時間もある。

だから、コンサートロスはあったとしても、素敵な想い出をプレゼントしていただいた真梨子さんロスはない。


ラストコンサートの31列目。コンサートに参加できるLIVE感覚の体感できる位置であり、またコンサート全体や音響を客観的に冷めて体感できる位置でもあった。


そんな、熱いステージと日常のはざまにあって、これからも真梨子さんを賛美し続ける。



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