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44年目の for you...
20250509 東京国際フォーラム

(C)VICTOR ENTERTAINMENT
撮影 田中聖太郎氏
5/8のコンサートレポートを読んでいただいた方はお気づきだったかもしれない。
実は、あるFBグループでの投稿で、あえてコンサート感想記事の掲載をしているのは、ヘンリーバンドのメンバーにも伝わるようにとの思いである。ある時の、私のコレクション整理の記事には、メンバーの方も「いいね」を押してくれたこともある。
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5/9
今日の♪無伴奏の間奏は、山下さんのドラムスがさらにスローになって、ヘンリーさんの独奏を際立たせてくれた。
この瞬間、曲のつなぎの宮原さんのイントロはどうなのかと聴き入ってしまった。
そして、8日よりもさらに、ゆとりを持った曲の進行になっていた。真梨子さんの息遣いとの呼応はさらに研ぎ澄まされ、その結果の余裕が感じられた。
おそらく、9日の♪無伴奏と♪フレンズの2曲は
今ツアー、いや過去においても最高の仕上がりであったと思う。
万照さんの間奏も、また違うアレンジで、とてもゴージャスなライブを演出してくれた。
本来は、とても素晴らしいミュージシャンで目立つことができるのに、あえて自分を真梨子さんのサポートに徹する立場で演奏することを使命としていたメンバーの演奏。
すべてが、真梨子さんが表現しやすいように、真梨子さんのその日のブレスや体調を感じ取っての曲進行である。
7月の放映で、ぜひ聴き入ってほしい。
それは、いつも通りに、そして淡々と時が流れたエンディングであった。
真梨子さんは、1年後またこのステージに立つと私は確信している。それは、コンサートではなく、リサイタルと称するステージだろう。
1981年11月
第11回東京音楽祭 国内大会予選のスタジオ審査で、まだリリースされていない「for you... 」が熱唱された。
今とは違う編曲、32歳の真梨子さんは何かにぶつけるようなパワフルな歌唱であった。
「遅れ歌いはしない」「何かにこびない」「日本語の歌詞を大切にする」という彼女の想い。
それは、既存の芸能界から一線を画し、むしろエントリーすることに躊躇していた真梨子さんである。
当時の歌唱は、まさにフレンズの歌詞にあるような、「青春の抜け殻」を埋めるようなイメージさえあった。そして、真梨子さんは、「炎のうづき」を、多くの恋愛シーンで淡々と描いてきた。
2025年5月9日
「コンサートシンガー高橋真梨子」は、やはりプロフェッショナルである。それは、前日の歌唱で気になっていたであろう、
♪はがゆい唇 の歌唱の修正である。
もとより、曲の入りが難しい。
また近年は安定していないことがあった曲。
5月9日の真梨子さんの歌唱は、倍音の高音部に力点を置き、どちらかといえば低音の響きは抑えめに、いわばかわいい感じの歌唱を取り入れた。それは、最近はよくあることなのだが、その歌唱方法により、実は ♪for you... がとても安定する。
高音部のロングトーンがとてもシャープで、「ぶつけるような」熱い思いが一挙に描かれるシーンとなる。
ラストツアーのラストのステージですら、真梨子さんは修正をかけてきた。
1981年、そのスタジオ審査を見た方は少ないだろう。
誰よりも多く聴き、誰よりも多く ♪for you... の感想を
書いてきた。この音楽館の記事のすべては、1981年のあの「かっこいいお姉さんである真梨子さん」の歌唱を、なんとか表現したいという思いの表れの記述である。
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実現しなかったダブルアンコール。
2022年のコンサートこそが、実はラストであったのだ。
いや、2020年が真梨子さんにとっての
「散り際」であったのかもしれない。
しかし、真梨子さんはますます元気だ。
本当のダブルアンコールは、
来年の「77歳 喜寿のリサイタル」で、描かれることであろう。
そんな夢を、真梨子さんとともに、そしてファンの想いとともに描きたい。
(20250510 記載)

